2013.1.01-02 Inchon in Korea

インチョン(仁川)・韓国




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2012年12月28日にロシアのナホトカ港、揚げ地である韓国の仁川港に向かう。3日たらずの航海である。仁川は、韓国の西北部にある人口290万人の港湾都市である。ソウル、プサンに次ぐ韓国3番目の都市である。ソウルへの通勤圏内にあり、そのベットタウンでもある。仁川市街の対岸の永宋島と龍遊島の埋め立て地には、2001年に仁川国際空港が開港した。日本でいえば横浜市にその性格が似ている。

仁川に船で来るのは、何年ぶりであろうか。10年ぶりだろうか。以前はよく来てなじみが深い港であった。仁川水域の入口でパイロット(水先案内人)を乗せ、瀬戸内海のような沢山の島々の間を縫って入って行く。どの島にも見張り用のトーチカがある。仁川は北朝鮮の国境の近くにあり、常に緊張状態にある。トーチカは、北朝鮮のスパイの侵入を防ぐためのものである。島々は干拓されに大きな工場や発電所が立ち並び10年以上前とは、見違え目覚ましい発展を遂げている様だ。韓国の人気ドラマである「冬のソナタ」の最終話にでてくる、カン・ジュンサンがチョンユジンの設計した家を建てて住んでいた島は、この周辺にある島だと、ある韓国人が言っていた。どの島だろうか・・・。立派な灯台や軍関係の施設のある八尾島(パルミド)を通り過ぎると、前方には、大きな斜張橋が見えてくる。仁川国際空港に向かう高速道路が通っている、橋(Inchon Daegyo)である。狭い斜張橋の下の水路をくぐり港内入って行く。仁川市街の対岸の永宋島と龍遊島の間を埋め立て仁川空港は造られている。以前は、何もなかったその海岸沿いには、沢山の高層住宅が立ち並ぶ。

船は、すぐに港の北側の、周辺に発電所やタンク群のある桟橋に、揚荷のため着桟する。この桟橋には以前に何回も来たことがある。韓国西北部の海域は、干満の差が激しく仁川港では、最大で10メートルぐらいある。着桟中、船は1日に2回、桟橋を大きく上がったり下がったりするので、船を桟橋に留めてある係船索が緊張で切れないよう小まめに点検する必要がある。干満の差が激しいので、貨物船やコンテナ船が着く岸壁は、ドックで仕切られた内港にあり、闌門式ドックに入って、ドック内の水位を内港と同じにしたあと、入っていく。仁川の冬は、大陸性の気候で冬は、各段に冷え込む。今日は氷点下10度だ。しかし乾燥しているため雪は滅多に積もらない。しかし最近雪が降ったようで桟橋には積雪がある。

そういえば今日は正月だった。現在船の乗組員の23名のうち、2名が日本人で他はフィリピン人船員である。ほとんどがクリスチャンであるフィリピン人乗組員は、クリスマスを盛大に祝い、正月はあまり関係ない。日本人ばかりの船であれば、正月には盛大な料理が並ぶのであるが・・・。

船は積荷であるナフサを揚げ切りのち、韓国東岸の蔚山港に向け出港する。



丹沢山
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